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Posted by 京つう運営事務局 at

2012年02月02日

蜜柑のお話

お蜜柑の美味しい季節となってきました。
風邪をひきかけているときなどに、私はビタミンC補給のためによく食す、とっても身近で手ごろなフルーツですよね。

さて、アロマで使用する精油にもオレンジと名のつくものがあります。
オレンジは、日本人にもとっても身近で親近感のある香りなので老若男女問わず大変好まれる香りなのですが、種類によっていろいろなタイプがあることをご存知でしたか?

私たち日本人がよく食べる、いわゆる『蜜柑』。
代表的なウンシュウミカン(温州蜜柑)というものは、香気があまりよくないため、精油にはほとんど使用されていません。一般的にはバレンシア・オレンジが精油となって『オレンジ・スイート』という名で販売されているのです。これが、アロマでいうところのオレンジなのです。
オレンジ・ビター(Citrus aurantium var. amara)と呼ばれる精油もありますが、こちらは、日本ではダイダイ(代々/橙)という種類の果皮から抽出するのですが、 刺激が強いためアロマテラピーでは通常使用しません。
必ず、スイートと明記しているものを選んでくださいね。

オレンジ・スイートは、本当に心地のよい精油です。全ての人から愛される香り、と言って差し支えないのではないでしょうか。多くの精油は、人によって好き嫌いが分かれますが、柑橘系のもの、特にオレンジ・スイートは、その馴染み深い香りから、嫌いだと言う人に出会ったことがありません。私的には、香りの好みがわからない人への贈り物としても最適の精油だと思うので、お店でもおススメすることが多いですね。

柑橘系の代表的な精油で、作用も穏やかですし、お子様に対する使用にも適しているというところも優れた特長のひとつ。ベビーマッサージをするときやお客さまがお子さまを連れてこられるときに焚いておくことが多いです。

オレンジスイートのお馴染みの甘く爽やかな香りは、心に安らぎと元気を与えてくれます。心配事があるときや、気分が落ち込んでいるとき、元気がなく前向きに行動できなくなっているときに、とても支えになってくれる精油だといえます。

血行を促進して代謝を上げたり、便秘や消化不良などの消化器系にも作用してくれたり、他にも皮脂分泌のバランスを整えてニキビや脂性肌の改善に役立ちます。最近では、食器を洗う洗剤やガスレンジの油汚れを落とす洗剤などにもオレンジオイル配合という文句が使われているので、『油を分解する』というイメージを持っている人も少なくないでしょうね。これは、『d-リモネン』という成分の油脂溶解作用を利用しているんですよ。最近では、ダイエットにも効果的だという文献もみられるので、女性には注目の精油ですよね!

また、リラックス効果も高いので、心地よく眠りたいときの香りとしてもよく使用されます。
就寝前のアロマバスや、寝室にアロマランプで香らせて使ってみるのもオススメです。
特にアロマバスは、オレンジ・スイートの香りの素晴らしさがより一層実感できる使用法ですよ。
湯船に3~5滴ほど落として良くかき混ぜた後、ゆっくりとお湯に浸かってください。湯気とともに心身を優しく包んでくれる甘いオレンジの香りは、とても心地よい気分にさせてくれます。香りを楽しんでいるうちに、心身を知らず知らずのうちに、心地よい眠りに入る状態にさせてくれますよ。
 
ちなみに、安全だとはいうものの個々それぞれに肌の弱さなどが違うので、敏感肌の方がお風呂で使用する場合はお塩やハチミツなどに精油を混ぜた後、湯船に入れて使用することをオススメします。また、柑橘類の精油は酸化が早いため、フタを開けてから約6ヶ月以上経過しているものをお肌に使用する際は、肌への刺激等が起こる可能性がありますのでご注意ください!

アロマ初心者のみなさん、この身近な香りから精油を楽しんでみるのはいかがでしょうか?  


Posted by アロマミキ at 13:23Comments(0)精油いろいろ

2011年10月11日

金木犀

自転車でお出掛けするのが楽しく心地よい季節となりましたよねぇ。
今の季節は、秋の花がだんだんと咲いてきているので走りながらも目で季節を楽しめるのがいい。
そして、何よりも風にのって花の香りがフワーッと漂う感じがたまらない、すごく良い季節なんです。

今の時期は、金木犀(キンモクセイ)の花の香りがとってもいい感じで風にのって漂ってきますよね。あの香りは、木のそばに近寄ってニオイを嗅ぐよりも、自転車で走っているくらいの風にのって漂ってくる香りの方が素敵なんですよね。

アロマテラピーで使用する精油の中にもこの金木犀の花から抽出したものがあるんです。
ご存知でしょうか?

キンモクセイの精油は、オスマンサス(学名Osmanthus fragrans)の名前で販売されていますがギリシャ語の『香る花』に由来していて、中国では
千里先までもその香りが届くといわれています。
精油の効能は気分をリラックスさせたり、幸福感をもたらすのですが。。。
どちらかというと、香りを楽しむ精油となります。

キンモクセイは中国原産の常緑樹で、雄株と雌株があるのですが、日本に入ってきたのがほとんど雄株だったために、実がなるところをあまり見かけることはません。アジア特有の香りとしての認識が高く、ヨーロッパやアメリカなどではあまりメジャーではないために、随分と長い間香料として使われてこなかったようです。白ワインに花の香りを移した桂花陳酒等は有名ですよね。

日本人にはとても馴染みの深い花で、昭和生まれの私には『トイレの芳香剤』としての記憶が強いです。これは、比較的簡単に再現が出来たからだそうですよ。それだけではなく、もともとキンモクセイはトイレの近くに植えられていたという習慣があったからだそうです。でも1年にたった1週間しか開花時期がないのに、芳香剤として植えられていたというのは不思議ですよね。

精油は今でも中国が産地で、少ないながらも生産されています。生産量が少ないことに加えて、開花時期が短いためにとても貴重な精油となっています。
ローズなんかよりもネロリなんかよりもはるかに希少価値の高い精油です。

だいたい1mlで9,000円なので。。。1滴(0.05ml)で450円という破格!
オレンジの精油が1滴7円くらいなので、どんなけ高いねん!!という感じ。

最近ではダイエット効果が高いというような研究結果も発表されたようで、購入を希望する人が多いそうですが。。。一般的に使用するにはあまりオススメではない精油です。香りが大変強いということもありますので、私は香水などをつくるときに使用するだけですね。

金木犀の精油はなかなか手に入りませんが。。。
この時期にしか咲かない天然のキンモクセイの香りを楽しんでみてくださいね!
   


Posted by アロマミキ at 17:15Comments(0)精油いろいろ

2010年05月21日

クラリセージのお話

最近、考えることやらやらないとだめなことやらがいっっぱいで心身ともにお疲れ気味。。。に加えて、PMSの時期も重なっている私が頻繁に手にしている精油。それは、クラリセージなんです。

好き嫌いがはっきりする香りであるクラリセージは、一般的に温かみと甘みのあるスパイシーな香りと称されます。が、私には青く苦味のある香りに思えますね。ラクレのものは、少し紅茶っぽいとお客さまに表現される方が多いので、アロマ初心者の方にも人気があるのですが。。。

このクラリセージには強い陶酔作用と強く甘い芳香があるため、17世紀のイギリスではビール醸造の原料となるホップの代用とされていました。
また、ドイツでも、クラリーセージの香りがマスカットワインに似ていることから、質の悪い安物のワインの風味を調えるために使われていました。
このようにして作られたビールやワインを飲んだ人は、とてもひどく酔っぱらい、2日酔いに悩まされたという記録が残っているんですよ。

実際に、お酒を飲んでいるときにクラリーセージの精油を使用すると、酔いが増長され気分が悪くなる場合があるので、絶対に避けてくださいね。 また、強い陶酔作用が集中力を低下させるので、車の運転など集中力が必要なときにも使用を控えることをお勧めしています。

クラリセージは、心を穏やかにする優れた働きがあり、緊張を癒やして、気持ちを楽にしてくれるような精油です。プレッシャーから精神的に緊張しているときや、心配ごとで頭がいっぱいになっているとき、混乱に陥ってしまったときなどに使うと、心を深く鎮めて安らぎを与えてくれます。また、気分が落ち込んでいるときや悲観的になっているときにも、役立つ精油です。

もちろん、気分にムラの出やすいPMS時期にも大活躍のクラリセージには、女性ホルモンと同様の働きをしてくれるスクラレオールという成分を含んでいます。この成分は女性が体内で分泌する成分に似た構造をしているので、子宮を刺激したり、ホルモンバランスを整えたりといった女性特有の悩みに活躍してくれるので、女性は是非とも常備しておきたい精油です。

ただし、女性ホルモンの分泌に影響を与えることから、妊娠中には絶対に使用を避けてくださいね。妊娠していない方でも、月経過多の人も使用を控えたほうが無難です。妊娠中には使用できないのですが、分娩を促進する作用があるので分娩時には良く使用されるんですよ。

女性を支えてくれる効能がたくさん含まれたクラリセージ。
生活というよりは、人生のサイクルに上手に取り入れたい精油ですね。    


Posted by アロマミキ at 11:41Comments(0)精油いろいろ

2010年03月15日

フェンネルのお話

ここ1ヶ月ほど、気がつけば痩身希望の方の施術を毎日している私。
痩身の施術は、行う手技が普通のトリートメントとは全く違うのですが、使用する精油も独特のものをチョイスするんです。例えば、脂肪燃焼作用のあるものや血流促進、リンパ流れ促進などの作用があるというものなどなど、体内での働きを重視したものをたくさん利用します。

その中でも、頻繁に使用するのが『スイート・フェンネル』というものなんです。
和名をウイキョウというフェンネルは、スパイシーな中にも花のような香りを含んでいる不思議な感じなのですが、その独特のトーンはとっても癖になる香りなので玄人好みという感じ。

解毒作用や健胃作用があるので便秘の方にはよく使用しますし、体内の毒素を排出する作用があるのでむくみ防止やダイエットに大変向いている精油です。

古代ギリシャでは、『痩せる』という意味のギリシャ語に由来して『マラスロン』と呼ばれ、ダイエットに効果があるハーブとして用いられました。中でも薬効にすぐれる種子は、利尿作用と発汗作用があり、肥満の原因になる皮下脂肪中の老廃物を排出して、体の中をスッキリさせてくれます。
精油はこの種子から採られるんですよ。

フェンネルは、空腹感を和らげて満腹感を感じさせる香りを持っているとして昔から、ダイエットの植物として有名なんですね。ローマ時代の兵は、この果実を噛みながら行軍して食欲を減退させていたとか。また、食欲を抑える働きから、古代ローマの女性たちはダイエットの特効薬として愛用したそうですよ。現代の私たちにも魅力的な精油ですよね。

私の場合は、飲みすぎた翌朝に使用することが多いですね。
むくみを解消してくれますのでとてもおススメです。

フェンネルは効力がとても強い精油なので、使用する際には希釈濃度をしっかり守ることが必要ですが、それさえクリアすればアロマ初心者の方にでも使っていただきやすい精油だと思います。

ただし、ホルモン様作用(体内で女性ホルモンと同じように働く)というのがあるので、妊娠中に使用することはできません。妊婦さんは特に注意くださいね。フェンネルのハーブティには、母乳の出を良くする効果があるので出産後にはおススメなんですけどね。。。

身体の浄化作用に優れ、消化を活発にして神経を鎮静させる作用から、ストレスから引き起こされる消化不良や便秘の解消に大変効果的です。季節の変わり目、環境の変化などで不調を感じているみなさん、是非お試しくださいね!  


Posted by アロマミキ at 13:32Comments(0)精油いろいろ

2009年12月24日

メリークリスマス!

先月からというか、私的にはクリスマスのアロマ講座があったので10月くらいからクリスマス気分でしたが、やっとクリスマスという感じですね。

追いたてられるような年末の中でも、ふとクリスマスを感じられる自分に喜びながら、店でもその気分を味わうために、香りを作っている自分が。。。

毎年なんですがクリスマスの香りを焚いておりますが今年は少しブレンドを変えてみて、アニスシードという精油をメインにすっきりとした香りを作ってみました。

香りをイメージでたとえるなら、緑かもしれません。毎年はシナモンなんかの暖かいイメージで作っているのですが、今回はモミの木をイメージ。

針葉樹のスッキリとした、だけど暖かみのあるリラックスできる香りに、我ながら大満足です。

残り少ないですが私はこの香りに包まれながら、みなさんにメリークリスマス!ですね。  


Posted by アロマミキ at 23:02Comments(0)精油いろいろ