自分が基準

アロマミキ

2010年02月09日 11:44

今朝のテレビで、ある美容家が紹介していたもの。
『活沙(かっさ)』という美容法なのですが、何故に今さらこの人はテレビで紹介してるのかと違和感。

活沙とは、鍼灸などと同じように中国では伝統的な美容方法として知られているもので、西太后も美顔のために行っていたといわれるものなんです。

私の知っている限りでは、もう3年前に美容業界だけでなく、一般にも紹介されブームが去ったハズ。活沙プレートと呼ばれる陶器でできた道具が必要であるため、そこまで定着しなかったのですが、雑誌なんかでは、『レンゲでできる活沙ダイエット』なんて記事を多く目にした気がします。

そもそも、活沙とは顔や身体に溜まった老廃物の排出を促進するためのマッサージ方法。中国でいうと、澱んだ気の流れを整えて全身の血流を良好にして、健康や美容に役立てようということで伝統的に行われてきたものなんですよね。でも、日本では小顔になるとか痩せるとかを全面に押し出していたので、少し用途が変わっていたと私は思っておりました。

そして、何よりも私が疑問やったことがあるんです!活沙プレートと呼ばれるその陶器には、ローズクォーツなどの天然石が混ぜられているので、道具が高い!!

「リンパなんかの滞りがある部分をグリグリとそれで押し流して、体液の循環を整えるという理論やのに、そんな高価な道具がいるのか?」と、私は思います。

美容に関する色んな情報が流れるなかで、「あの人も使ってる〜」とか、「誰々が紹介した〜」なんていうフレーズのついたものが爆発的に売れてしまう日本に、少し悲しくなるのは私だけなんでしょうか?

このブログを見てくださってる皆さんには是非とも考えてもらいたいなと思います。美容法は数あれど、基準は自分だということを。

流行りのものに飛び付きたい気持ちも理解できますが、流行るものには裏もあるんですよ。活沙を例に挙げてしまって申し訳ないですが。。。肌質や体質は十人十色。自分にあった物や方法を見つけてくださいね。

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