アロマミキの楽しい日々。。。京オンナのアロマ

もうそろそろ梅雨入りという感じの今日この頃。
６月に雨が降ると、私が思い出す花はただひとつ。
雨の似合う花である『紫陽花（あじさい）』です。我が家のベランダにある紫陽花もかわいらしく色づいてきました。

この紫陽花は、２年前のお誕生日にお友達にいただいた大切なものなのですが、去年は全く花がつかずに終わってしまい、今年こそはキレイな姿を見せて欲しいと願っていたんです。だから今年はとっても嬉しい！雨の大好きな花なので、紫陽花のために雨が降ってくれたらいいのにと思ってしまうくらいです。

紫陽花って、実は毒性があるということご存知でしたか？去年の出来事なのですが、ある飲食店でお料理の飾りとして出された紫陽花の葉を食べてしまった人が、嘔吐や目眩などの中毒症状を起こしたんです。紫陽花は、飾り用として販売されていたのですが、このような中毒事件が何件か起こったので、厚生省が「食べないように！」と勧告をしているんですよ。人間だけではなく家畜などにもキケンですのでご注意くださいね。

しかし、昔から紫陽花には薬効があるといわれてるのもまた事実。
紫陽花（しようか）と呼ばれる立派な生薬なんですよ。夏に葉やガク部分を採取して乾燥しておいたものを煎じて飲むと咳止め、解熱、心臓病に効果があるとされていて、薬食療法に使用される植物なんです。昔は、民間薬として葉をマラリアの治療に使っていたともされているんですよ。

「何で同じ葉を摂取しているのに、毒となったり、薬となったりするの？」と、思われるでしょうが。。。
植物療法とは、アロマで使用する精油にも共通して言えることですが、使い方を間違うだけで、薬が毒になるというような大変なことを起こしかねないということなんですよね。
キチンとした知識をもって使用するということの大切さを感じて欲しいと願う私です。