2008年10月30日
ユーカリのお話
先日から風邪のケアに登場している精油『ユーカリ』。
みなさんから、「ユーカリってどんなん？コアラの食べるやつ？？」との質問を多く頂いているのでユーカリについてのお話。
英語では、ユーカリプタスと呼ばれるのですが、コアラの大好物であるオーストラリアのすごく背の高い木です。いろいろな種類があるのですが、アロマの精油では、ユーカリ・グロブルスとユーカリ・ラディアータの２種類が多く使用されているんです。うちの精油は、グロブルス種を使用しているのですが、コアラの食べる方はラディアータ種です。２つともユーカリなんですが、ラディアータの方が作用がマイルドだといわれていてお年寄りやお子様に使用されることが多いですね。痰を切ってくれる作用のある成分、１．８シネオールの含有量の違いが、２種の大きな違いです。グロブルス種の方が、刺激が強いので使用には注意が必要なんですが、よー効くんですよね。
シャープでクリアな香りと本などでよく紹介されるのですが、抽象的過ぎてイマイチ伝わらないですよね。「で、どんな香り？」と、突っ込まれそうなので、みなさんの想像しやすい香りのイメージで説明すると。。。
「タイガーバーム、もしくは、ヴィックスベポラップの香り」です。わかります？
抗ウイルス作用や消毒･殺菌作用というのもあり、インフルエンザの時期にはよく室内で焚かれます。ある報告資料によると、ユーカリの精油を２％含むスプレーを空気中に拡散すると、約７０％のブドウ球菌を殺してくれるそうです。人の出入りが多いお家や、うちのようなお店は風邪の流行に時期には欠かせない精油なんですよ。
今朝も私はユーカリの蒸気吸入にて鼻詰まり、痰の除去を行いましたが。。。
ユーカリにも注意点があります！
高血圧やてんかんを病む方は避けたほうがよいです。また、刺激が強いので使用量にはご注意を。蒸気吸入の際には目を閉じて行ってくださいね。正しい利用法で、鼻スースー、咽喉スッキリを実感してくださいね！！
